10月15日(日) 日本発、機内で不思議な太陽、タクシー、北京のホテル着、

 自分で車を運転し、苗子、真紀、美華とともに那覇空港へ。I君、Puさんはすでに来ている。コーヒーを飲んで搭乗。

 1時間半ほどで福岡。国内線から国際線へは、バスで移動。Air Chinaのチェックインカウンターが分からない。Informationに聞いて列に並ぶ。3人そろってチェックインし、飛行機の出発を待つ。15分ほどあるので、すし弁当を買って食べる。

 飛行機の中では食事が出る。先ほどのすし弁当のため、あまり食べられない。食器はプラスチックだ。1時間半ほどで上海に着く。ここで降ろされるとは思わなかった。トランスファーの切符をもらって税関へ。入国カードのようなものをもう一枚書けという。健康のチェックリストだ。日本人団体客が前にあり、なかなか動かないので、係の人に聞くと、その人は日本人で列を動いた方がいいでしょう、と言ってくれた。となりの列に動き、入国手続きをして、飛行機へ。同じ席に着く。

 1時間半ほどで北京へ。スクリーンで中国(香港)のおもしろそうな映画が上映されており、Puさんはこれを見ていたが、1時間半ではすべてを映すことができず途中で切られてしまった。降りる前にすでに暗くなっており、右の窓を見ると夕焼けの太陽が見える。スクリーンの航行方向は北である。夕焼けの太陽は左でなければならない。不思議であったが、よく考えてみると、これは太陽ではなく、満月であった。大陸を飛んでいるので、太陽と思ってしまうと、信じてしまうものだ。また飛行速度を見ると、地上相対速度と真の速度が10km/時間ほど違う。しかし、これは地球の自転速度1000km/時間ほどに比べれば小さいものだ。

 空港に着く。北京空港は近代的で大きく羽田の新ターミナルのようだ。荷物が出てくる。出口では番号のチェックがない。チェックするのは日本だけだ。出ると日本のようなポピュラーの歌が聞こえる。出てすぐ換金をする。2万円の日本円を出す。1500元になる次にreconfirmationためAir Chinaのデスクを聞く。2階だと言われエレベータで2階へ。出てみるとまた1階に出たかと迷う。まったく同じ風景だ。同じAir Chinaのデスクに聞くと、違う女の子が出てきた。やはり2階だ。指さす窓口へ。3人ともreconfirmationを済ます。

 タクシーに乗ろうと1階へ。タクシーが並んでいるので列の途中ではと思いながらも、ガードマンか交通整理のような人に聞いて、タクシーに乗ろうとする。すると白タクの人がタクシー代200元のところ100元でいいよと割り込もうとする。これを見たタクシーの運転手は100元でいいという。それではということで乗り込む。150元だという。それでも200元よりは安いと考え出発させる。途中高速料金50元だというが、100元単位でしか持っていない私たちが右往左往しているうちに運転手が払ってしまう。料金表は15元だ。私はfifteenとfiftyを間違えたのだろうとほっておいた。ホテルに着くと運転手は200元だという。3人だからいいかと払う。ぼられたような気がする。空港のガードマンの役割は何だろう。

 ロビーでTkさん、Ohさん、Sternに会う。

 苗子に電話する。風呂に入り洗濯をする。

10月16日(月) 東アジア音声処理学会(COCOSDA)、近くのレストラン、会議のチェックイン

 朝7時起床。8時くらいにPuさん、I君を誘って食事。Ohさんが遅れてやってくる。おかゆを食べてみる。塩を少し入れる。

 セイフティーボックスを利用。3万円とチェック$300、航空券を預ける。

 通路を通り会場へ。1時間早い受付でも行列で待つ。50分経っても行列は短くならない。コンピュータ1台でチェックをしているので、時間がかかっている。外国人なので、スペルもうまく入れられないようだ。あきらめてCOCOSDAのF会場に行く。

 I先生の司会で、中国、日本、台湾などの状況が発表される。

 午前のセッションが終わり、外に食事に行く。様子がよく分からないが、歩いているうち、米国系のピザのセルフサービスがあったので、そこに入る。コーラセットが2元(300円)。さほど安くはないが、レストランよりはいい。

 午後のセッションは、遅れて始まる。タイ語に関するものとモンゴル語の方言に関するもの、台湾での研究の状況であった。タイ語については、音声合成についてかなり進んでいるように思えた。自然言語処理に関する研究者が発表していた。東工大のT先生のところの出身だ。連携したいというようなことを話しておいた。今後ともPuさんが音声合成で協力を続けられるといい。

 COCOSDA終了後、登録をする。Fさんと合流。少し待つだけで番が来た。来年のICSP・COCOSDA はOhさんのところのようだ。家内の分のキャンセルのことを話したら、120ドルのうち100ドル、バンケットの50ドルのうちの25ドルが帰ってきた。現金を出し、5ドルのお釣りをくれと言ったときには困ったが、パスポート入れにあることを思い出し、出すことができた。(中国の元で返すこともできたかもしれないが。)

 少し休み、階下へ。1000円で印鑑を作るというので、美華と真紀のものを作った。

 街を歩く。人々の服は、中国というイメージでなく、世界中どことも同じだ。韓国や香港という感じだ。警察(?)やガードマンの姿を見るといかめしい感じがする。テレビの放送などを見ても社会主義国という感じはしない。すでに自由化がかなり進んでいる。 

 デパートらしきところに入るが、食料品だけのようなので、すぐに出る。外でPuさんが焼き甘栗を買う。道向かいに移るとそこではテレビの撮影が行われ、人だかり。しばらく見て、近くの中華屋へ。

 英語のメニューを持ってくるが分からず、ガイドブックを示して、有る、無いと言わせて、私はチャーハンと肉のスープをたのむ。他の人は鶏と湯麵。Fさんはマーボー豆腐とチャーハン。来てみると、マーボー豆腐と鶏はひどく辛い。ここは四川料理という。五目チャーハンとスープはまあまあである。ただしチャーハンはかなり油濃くスープは塩辛い。スープが湯飲みくらいのものに入ってきたので、私が頼んだスープと思って飲んでしまったが、これは、I君がラーメンのつもりで頼んだものであった。請求書を持ってきたが、どれが値段か分からず、聞いてみたら62だという。桁が違うような気がするが、これで十分であった。約900円である。4人で上のものを腹いっぱい食べてもこれだけである。これだけならと、私がすべて払った。

 帰って苗子から電話があった。電気工学科の知念さんから電話があり、授業登録をしたい人がいるがどうしようかとのことである。米須さんにたのむこともできるが、こんなことで北京に電話することもないので、事務に行って始末書を書いて登録するように伝言した。それより、自分で私に電話させて、どうするか聞かせればよかったと思う。金を出させることと、英語でやり取りさせる壁を乗り越えさせて教育的効果を与えることができる。

 

10月17日(火)国際会議1日目、自分の発表

 9時ごろからオープニングセレモニー。引き続き、Prenary lecture。K. N. Stevensの発表があるが、眠くほとんど聞けず。中国人のアクセントに関するもの、脳の損傷による発話の喪失に関するものがおもしろかった。

 I君、Puさんと別になったので、ひとりでポスターの準備。ピンがさせない。チェアーパーソンにたのんで、テープを分けてもらう。両面テープであまり持たない。時々押さえつける。

 1時間半ほどは他の発表を見たり、昼食をとったりした。昼食は弁当を学会が準備していたが、66元という。昨日の4人分の夕食だ。外国人向けの内容と価格だ。

 あとその1時間半ほどポスターの前に立つ。10人程度の人に説明する。多くは関心を示す。3人くらいは追試をしそうであった。

 1時間ほどDialogueのセッションを聞くが、半分くらいは眠い。Welcome receptionへ。Puさん、Fさん、I君らと食べる。I先生と来年8月のCOCOSDAの話をする。タイの研究所(NECTEC)のAさんと協力関係について話す。

 8時30分ごろホテルにもどり、I君の練習。指し方が不十分であるが、一度練習すれば十分であった。マジックを貸してあげた。

10月18日(水)  国際会議2日目、研究室の学生の発表、近隣での中華料理(広東料理)

 7時前に起きて7時30分には学生を誘って食事へ。I君はまだ寝ていた。Fさんは寝坊。レストランは混んでいて、中華 の方に回される。Puさんと2人で、相席で食事。I君はFantの席についてしまったようだ。

 Aural、Posterを聞いて、Fさん、Puさんといっしょにピザで昼食。明日は万里の長城へタクシーで行くことにする。チャーター代900元。

 午後の前半は、Posterを聞く。ベトナム語の発表を聞く。連絡が取れるようにする。タイ語の処理もあった。CMUに来ている学生であった。タイのNECTECにいたという。皆つながっている。明日もタイ語の合成について聞くことにする。

 午後の後半は、B会場でI君の発表だ。OHPの台、マイクを確認し、Chair manのHermanskeyにあいさつ。2番目に登壇。OHPのタイトルがスクリーンの上になって見えない。3枚くらいそうなってしまったので、私が前に出して後半は直す。時間も10分くらいで十分であった。質問は議長からピブラートの周波数を聞かれただけである。I君が黙っていたので、5Hz?と声を出したので、議長は納得した。もっと質問があってもいいと思うが。

 ポスターなどを見て6時45分まで。Fさんらを誘い夕食へ。近くの中華屋へ。広東料理だ。マーボー豆腐と牛肉ひき肉のスープ、チャーハン、酢豚をたのむ。ビールも頼む。175元くらいだ。昨日の四川料理よりは口に合う。うまいといえる。注文するときに、日本語で青年が通訳してくれてスムーズに運ぶ。何かぼられるのではないかと思っていたが何もなかったようだ。最後の日は北京料理だ。

10月19日(木) 国際会議3日目、万里の長城、バンケット

 午前10時までポスターセッションを聞く。デンマークかどこかの発表に時間を費やす。タイ語の合成についてはPuさんが十分聞いたようだが、私も時間をかけて聞く。

 11時前にタクシーに乗り万里の長城へ。40分ほどで万里の長城に着く。タクシーの運転手もよく分かっていない。滑り台の切符を買ってしまう。返して戻って入場券を買う。30分ほど手間取る。12元の切符を買って城を上り始める。Puさんがついてこないほどひどい坂だ。左側を上って、4つくらいの砦を上って、一応の頂上へ。これ以上は壊れて行けない。見晴らしはすごい。山頂をつなぐ城が見える。しかし予想したような偉大な感じはしない。外国人向けになっていない。客もほとんど国内の南からの人だ。土産屋さんも国内向けであり、英語も通じない。まったく国際観光地ではない。中国の最大の観光地だと思うが。写真にある雄大な感じのところは分からなかった。しかし、後でビデオを観ると雄大に見える。

 帰って少し休み会場へ。認識関係を2つ聞く。Kai Fu LeeがMicrosoft Chinaで中国語の認識をしているとは知らなかった。

 Puさんが待ち合わせ場所に来なかったので、早めにバンケットに入ることができなかった。しかし、後ろの方には席が空いていたので4人で座る。中国音楽の流れる中をあいさつがいくつかあって会が進む。料理は北京料理のようであり、日本人の口に合う。いくつか冷めておいしくないものもあったが、スープは最高であった。私はビールを存分に飲む。

 

10月20日(金) 天安門、毛主席の遺体、故宮博物館、宝物殿、太和殿、お土産屋、北京料理

 8時ごろに朝食をとりタクシーで天安門へ。会議場のまわりの汚れた街並みとは異なり、近代的な大きな建物がある。天安門広場は、世界一の広場と言われ、とても広い。毛主席の遺体のある建物に入る。入場無料だが、カメラやバッグは持ち込み禁止でそれを預かるのに一つ5元。中を見せて切符を買って隣で預ける。毛主席本人が眠っており、思わず手を合わせる。そこを抜けると出口である。

 11時ころから故宮博物館に入る。明・清時代の琉球の使者はここを歩いたのだということを思い、その時代に生きたような気分で真ん中を歩く。首里城の御庭(ウナー)に似た場所に出る。首里城正殿に似た太和殿が最も大きい。

 すべてを抜けて、少し引き返し、snackがあるので入る。肉と野菜の温かい弁当が食べられる。必ずしもおいしいとは言えない。ここを出て宝物殿に入る。同じくらい歩いて、いろいろの宝物を見る。4時で門が閉まるというので、急ぎ足で午門にもどる。

 お土産を買うために、靴屋をめざすが、私の地図に頼って行きすぎる。たどり着くまでに1時間ほど歩いたか。靴屋はガイドブックに書いてあるような格好の伝統的な靴は置いていない。100元以上であるから、1800円以上で、気楽に買えないが、真紀と苗子の分を買う。ガイドブックとは違い、カードが使えない。現金は500元くらいしか残っていない。買い物の仕方は、物を決めると、店員が請求書を書く。これを持って行って、支払い所で金を出し、引き換えに品をもらう。お茶屋では、4000円くらいの高い物がセットになっているので、袋入りのものを3つ買う。ここでもカードが使えず、ほとんど金がなくなる。

 Fさんと待ち合わせ場所である北京飯店に行くため、タクシーを止めて乗りこむが、行先を告げるとだめだと言っているようだ。近すぎると言っているのだろう。やめて歩き出す。20分ほどで飯店に着く。

 まだ土産が買えていないので、デパートに入る。しかし子供用のチャイナ服が見つからない。専門店フロアだからだ。ショッピングセンタービルに行ってようやく女の子用のチャイナ服のある所へ。真紀には少し大きいかも知れない物を買う。店員が苗子さんのスタイルに似ているので、聞いてみると158cmと言う。155㎝のものを買ったが、真紀と苗子さんに合うだろうか。しかし、これより小さい物はない。美華には5歳用を買う。これは大きくなれば着られるであろう。

 近くのレストランで北京ダックを中心に食べる。ダックひとつ、チャーハン小4つ、スープ小4つ、野菜(マカロニマッシュルーム)1皿、ビール2本、ソフトドリンク2本で、800元だ。味はとてもよく、ようやく本場の中華を食べたという気分だ。

 タクシーで帰る。メーターだと30元くらいだ。