中学生が作った音声生成模型を下の写真に示します。青色のところから右端の茶色のところまでの透明な部分が声道(声の通り道)です。声道の上の端が口で、下の緑色の部分が声帯です。青色の棒を左右に移動させて、母音(ア、イ、ウ、エ、オ)それぞれの声道形を作ることができます。写真は[ア]の声道形になっています。下の青色の空気ポンプで空気を送り緑色の笛を鳴らすと、口から母音の音が聞こえます。ここではア、イ、ウの音声を展示します。

この模型は、現在の電子回路やコンピュータで音声を合成するときの理論の基礎となった模型を再現したものです。同様の模型は、世界最大の科学技術博物館であるドイツ博物館にも展示されています。日本音響学会で発表した論文を「資料」に置いてあります。詳しくは所長の著書「音声言語処理入門」に書かれています。
プラスチックの部分は材料店で切ってもらい、他の部分は100円ショップで手に入れました。所長が指導しました。
ア
イ
ウ