所長は、1991年8月から1992年5月まで、米国ペンシルベニア州ピッツバーグ市にあるカーネギーメロン大学(CMU)に留学し、音声認識の研究をしていました。そのころ、以下に示すように、琉球大学の電子掲示板にCMUの計算機環境など、米国の様子をレポートしました。CMUの計算機ネットワークは、世界最先端でした。計算機は、ワークステーションと呼ばれる高性能小型計算機でした。ネットワークは、UNIXシステムのネットワークで、現在のインターネットの始まりでした。当時インターネットは研究者だけが使い、一般には使われていませんでした。研究者の間では、フリーソフトが流通していました。電子メールは、インターネットを介して世界中で流通していました。学内では、ネットワークを介して読み書きする電子掲示板が活用されていました。電話回線を介したネットワーク利用は、日本ではパソコン通信でしか使えませんでしたが、米国では安くで使用できました。私は2回線契約し、一つはパソコン通信専用にしました。人工知能(AI)は、エキスパートシステムと呼ばれるものが研究対象として流行していました。